補助箸的存在、意味なくないですか?

こういう補助箸的なヤツを使い始めて多分1年くらい経つんだけど、なんか別に普通の箸を使えるようにするための練習としては無意味じゃないですか?

補助がついていることで箸の先で掴むというギミックそのものは体験できるはできるんだけど、補助なし環境においてはそもそも薬指の支えと中指と人差し指の使い方が重要なわけで、これはリングに中指と人差し指を通して可動を補助してしまうのでザックリと指の動かし方は把握できるのかもしれないが確かな使い方までは練習できない。ので結局補助無し環境に放り込まれても箸を動かせないのでグーで握って左手を使って無理やり挟むみたいなことをやり始めて補助箸マジなんの意味もねえな!みたいな気持ちだけが残る。我が家で購入した上記商品はアシスト機能が2つに分かれているので段階的に習得が可能みたいなことらしく、中指と人差し指をアシストするパーツを取り外して試したものの今のところ特筆に値する成果はでておらず、通常の子ども用箸にダイレクト移行のが結局良いような気がしている。

とはいえ補助箸マジなんの意味もねえは完全に言い過ぎで、子どもからしたら大人は箸を使っているのに自分は使ってない!みたいな気持ちを軽減できるので食卓に安寧はもたらされていた。大人からしてもアシスト機能はついているにせよ箸を使って上手にご飯を食べてる我が子の様子を見ると成長を実感できてとても良かった。一生懸命ご飯を食べている様子は一番可愛いと思う。たぶん生を強く感じるからではないか。

子どもが成長して出来ることが増えていく中で、こういうようなあれは意味なかったなと思うようなこともあるのかもしれないが、意味ないことでも初めて出来たときの感動は間違い無いものなわけで、意味ないで切り捨てるのは大変良くないですね。気をつけます。

ということで箸の使い方の練習としては無意味だけど、イデオロギー的には大変有意義だったという気持ちでここは収めておきます。