いかなる時も心のコンパスに従うことを忘れない

f:id:kiyo-shit:20220205172127j:plain 半年くらい前の話だが、ディズニーシーに初めて行ってきた(し、年明けにも行った)。

大人向けのディズニー施設がコンセプトっぽいのもあってか、ランドとは全然雰囲気違って面白い。そんなにディズニー感の強くないあしらいに思える。

パークの作りは階段が多いのでベビーカーはめっちゃ迂回ルートを通されるのでまあまあ辛い。パークの構造をランドは良く知っているがシーは初見でどこに何があるかとかどう歩いたら良いかがわからないので移動の心労があった。慣れの問題とも言える。

不慣れな初回というのもあって、あまりアトラクションにも乗れなかった。その中でも最も印象的だったのがシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジである。イッツ・ア・スモールワールド的な、ボートに乗って両サイドで発生している人形劇を鑑賞するタイプのソレ。シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジもイッツ・ア・スモールワールドもスポンサーが日本通運で「一貫性があるな」と感心してしまった。

www.tokyodisneyresort.jp

アトラクションというか、ストーリーみたいなのは正直どうでもいいのだけども、とにかくBGMが良すぎて感動した。あまりにも良すぎたので帰ってから調べたらアラン・メンケンが作ったらしい。そりゃ最高だわ〜!メロディも良いんだが、歌詞に強く心を打たれた。「旅先で巡り合った友達こそが宝物である」ということを延々と歌い続けているだけではあり、カミさんは大事なことを早い段階で言っちゃってるじゃんと言っており、そうですね……という気持ちであるのだけど。とはいえ「俺のキャリア観がそのまま歌われているぞ!」と思ってしまったのが打たれた理由である。

転職活動をしていくと、基本的には職務経歴書を基として案件紹介が行なわれたりカジュアル面談を含むインタビューがアレンジされるわけだが、職務経歴書に書かれる項目よりも「誰と働いて、何を得たのか」のが大事だな、ということに面接担当者と会話をしていく中で改めて気付いたのだった。当たり前だろと思うかもしれないけど、客観的に自分のキャリアを他者に話す機会を6年近く持たなかったので意識せずに暮らしてしまっていた。

仕事をしていく中で得た、物事の進め方や考え方、組織やチームが直面しているissueを正しく捕まえる方法。そういった仕事との向き合い方は決して自分一人の力だけで身につくようなものではなくて、一緒に働いた人から自然と吸収している。つまり、素晴らしい人たちと一緒に仕事をし続けることだけが、自分のキャリア形成にとって最も大事なことと言える。そりゃそうだろ、と思いますよね……。

旅の中で巡り合った素晴らしい友達によっていまの俺は形作られているし、これからも素晴しい友達に巡り合うために旅に出ていこうと思いました。

まあ、これまでのキャリアを振り返ってみて「人生は冒険だ!」と言い切れる自信は無いものの、少なくとも心のコンパスに従った結果は間違いなく良かったと思っている。

それではお聴きください、コンパス・オブ・ユア・ハート。