そういえば去年はふりかえりエントリは書いてなかった。今年は割と激動みのある1年だったと言える。
転職した
前回のyearlyふりかえりエントリは2022年で、その時も「転職した」が先頭にあったのだが、また今回もソレである。
前職はとても面白い立ち位置にいるチームで、60以上の事業というサイロ群に向かってクッパの横Bをやる、みたいなミッションの横断組織をCTO直下で組成するところから始まった。あいつらマジなにもんやねん、というスタートから1年でチームの価値が一定程度認知されるところまで成長したのですごい。チームメンバーもジョイン時は5名くらいだったのが辞めるころには20名まで増えていた。
一方、取り扱っているテーマはめちゃくちゃオモロいが自分のwillの観点からは芯は喰ってない、という振り抜けない違和感を解消するまでの道筋が結構長そうで、年齢的な面でも考えることが出てきてしまった。
とりあえずLinkedInのステータスをOpen to Workにし、そのことをBlueskyにシュッと投げたらソッコーでid:Soudaiから飲むぞ!という連絡があり、中野の食楽にて「一生砂糖水を売るつもりなのか」みたいなことを言われたので転職することにした。
転職して70日目あたりで取締役になった
ということで落下傘マネージャーとしてやっていくことになったので、最初の100日はヲチャとして過ごすぞ〜〜〜と思っていたのだが「様々」が発生した結果、100日を経ることなく取締役Chief Product Officerとなり、なったらなったで「アラ、大変ですね」の波が何度も押し寄せて来ちゃって、最終的には100日のやり直しは無しで濁流に荒がう日々を過ごしている。
取締役noobでもあるし、状況的にプレイング要素を捨て切れていないこともあって、なかなか経営層然とした振る舞いができていないことに課題を感じていたが、取締役歴6ヶ月くらいでようやくそれっぽい気持ちで暮らせるようになってきた。見える景色も入ってくる情報も全然違う。大久保さんのクソ良いエントリ。 developersblog.dmm.com
なんにしてもCTO兼COOがid:Soudaiというのが非常に大きくて、会話をして物事を進める相手としてこれ以上やりやすい相手もいない。
先日もグループとしてのコアバリューを継承する株式会社リンケージとしてバリュー策定に向けて議論をしていたのだが、家族よりもそーだいさんと会話している時間の方が長いな、ということに気付いた。結果として良い感じのバリューが作れたので、良きタイミングで社外にも公開できると良いんじゃないか。
あとはナイチョーのTシャツを着てコーポレートサイトに掲載されていることから、面接や商談で「ヒップホップお好きなんですか?」という会話が発生して便利。また新たに刻まれる壮大なストーリー。
採用っぽいところを見るようになってきた
Product Officerを名乗っている割には実は全然Productをヤッている状態にはなっておらず、なんなら最近は採用周りを見ている。なので俺はいま会社というProductをヤッているのだ……というロジックだけで暮らしている。世間的にもエンジニアも含めて事業サイド・プロダクトサイドを見ていたシニア層が採用に関わりがちなのが目立つのは、まあシンプルに秘書問題みたいな話だと思っていて、事業サイクルの中で多くの人間に出会ったことで十分な相対性を得ているから、という仮説がある。
っていうのと、経営陣としてパースペクティブを利かせた人繰り像があって、これは現場に降ろせることと降ろせないことがあるので、やはり採用については経営層の誰かが明確にグリップしておく必要があり、たまさかそれを担った、というだけの話でもある。
生成AIを使うのに慣れてきた
一時はChatGPT、Claude、Geminiそれぞれに課金している状態だったが、いまはChatGPT Proをメインとして、Obsidian CopilotからAPI経由でClaude 3.5 Sonnetを使う、みたいな暮らしになっている。
一時期はClaudeばかり使っていたが、最終的にはこの布陣に落ち着いていて、Obsidian上で文章をあれこれするのでCopilotをClaudeにした。個人的にはClaudeが一番日本語を良い感じにハンドリングしてくれるという印象がある。
o1 pro modeも無理矢理使っているうちに特性が掴めてきたので、だいぶ良いように扱えつつある。ほどほどの情報を渡してこんな感じでよろ!っていうと1分後にはそこそこの出力になっていて便利という使い方をしている。この「ほどほどの情報」のところが面白くて、雑な入力でも割と良い感じの出力を得られる。そのため、丁寧にまとめる時間を使うより、雑な状態で渡して推論に時間を掛けさせた方がトータルで効率が良いことがわかってきた。
月額$200という価格は決して安くないが、自分の時給を考えると、AIに任せて捻出できた時間を1on1など、より価値の高い業務に充てられる方が会社としても効率的ヨナ。その意味では十分にペイする投資だと強引に思い込んでいる。
かわりに、インターネットに想いを馳せる時間が増えた
今年もインターネットには色々があった……。とにかく良かったことがmixi2くらいしかない……。はてなハイク3をやるときには絶対に呼んで欲しい。
劇的に肩が成長した
ここ数ヶ月で劇的に成長した。これは完全にサイドローをやり始めた結果である。
ではまた。